箕面小学校カキノキイベント
NPOおおさか緑と樹木の診断協会が取り組んでいるメインテーマである“おじいさんの木を見つけよう”の行事の1つを紹介します。
おじいさんの木に指定した樹木を囲んでイベントを行いました。その主旨はイベントを通して、指定木を将来につないでいこう、木を大切にしようということを地域の人たち、特に子供たちに知ってもらうため、実施したものです。
イベントを行った指定木は、箕面市立箕面小学校のグランドに約130年以上生育しているカキの木であるため、子供たちを集めることが、容易であり、大層な舞台準備は要らないことが幸いしました。その背景には、このカキの実を毎年収穫する行事が行われていたことが挙げられます。そこで小学校、市教育委員会と交渉し、実施に結びつけることができました。
カキの実取りの行事は小学校3年生が行っていました、このためイベント内容をいかにするかが問題でしたが、会員で小学生対象に対話された経験者があったことも幸いし、スムーズにイベント実施に結びつけることができました。
イベント内容はカキの木の話(この木の樹齢、カキの実について、)カキの木の大きさ、(高さ、幹回り)の測り方、カキの実取り(手製の竹ばさみを用いる方法)です。
木の大きさを測るときはクイズ形式で子供たちに興味を持ってもらいました。またどこでも木の太さを手を繋いで測れる方法を用いました。
午後の授業終了後90分で行い、3年生全員が体験できるものにしました。
イベントには、初め2回は生徒だけの参加でしたが、3回目から父兄(PTA)も参加する行事になりました。イベントについて参加小学生の作文で(楽しかった、木の測り方が分かった、木を大切にすることが分かった)などの感想がNPOおおさか緑と樹木の診断協会に届けられ喜んだ次第です。
今年は木の傷みと実のなりすぎによる枝折れが発生したため、イベントは残念ながら中止することになりました。できるだけ早く樹勢回復をしてイベントが再開出来ることを願っています。