会員ブログ
木之本町の巨樹・巨木をめぐる
平成25年10月の開催は、滋賀県長浜市木之本の山裾に点在する巨樹・巨木(野神)を訪ねました。 案内は滋賀県樹木医会にお願いし、地元木之本町在住の高橋樹木医、二宮樹木医に加え、北村樹木医、鹿田樹木医の4名が道中楽しいお話を聞かせてくれました。 受講者は9名、総勢15名での開催となりました。
ある樹木の枯死
JR茨木駅西側にある春日丘高校の前の通りはユリノキの並木道になっている。 なかなか立派なユリノキの並木であるが、まだ一度も花が咲いているのを見たことがない。これは、毎年、夏が過ぎるとバッサリと強選定をするせいだと私は思っている。 ところで、このユリノキの並木に混じって1本だけ別の木が植えられている。 知る人ぞ知るジャカランダという木である。ジャカランダは中南米原産のノウゼンカズラ科に属する樹木で、見かけはアカシアやネムノキに似ている。羽状複葉の歯は涼しげで、初夏には薄い青紫色の花を咲かせる。ユリノキが花を付けない代りに、このジャカランダは毎年、花をつけ、通行人の目を楽しませてくれていた。
龍もなぎ倒し、王命さえ奪う台風
今年ほど台風が数多く発生し、甚大な被害をもたらしたことは前例にないだろう。伊豆大島の山を崩壊させた10月16日の台風26号、11月8日、フィリッピンでの風速90米を越える強風で数千人の尊い命と甚大な爪痕を残した台風30号。地球温暖化による気候環境変化による影響は確実に大きくなっている。
『病原の世界』
樹木の治療にあたる際、被害をもたらしている病原がいったい何であるかとういうのは実に重要ですので、この病原を追及するために顕微鏡診です。
龍門山の山歩き
和歌山県紀の川市にあるJR粉河駅からすぐ南の方角に龍門山(りゅうもんざん)という山がある。標高はあまり高くないが(標高756m)その秀麗な山並みから紀州富士とも呼ばれ、「紀伊名所図会」にも出てくる和歌山の名山である。 平成25年10月末のある日、五條市に出かけた帰り、この龍門山に登ってみた。 車で、みかん畑の中を登山口まで行き、田代峠コースの入り口に車を止める。 車から出て歩こうとすると、すぐそばに大きなイノシシが2頭いた。向こうもびっくりしたらしく、すぐやぶの中にかくれてしまった。 雑木林の中をゆっくりと登る。シロダモの木が多くあり、ちょうど花の盛りで赤い実と一緒に花を見ることができた。
台湾の樹木(第4回)
台湾の樹木第4回は「福山植物園」です。 「福山植物園」は、台湾北部の低山~中山帯の代表的な森林生態の保存を目的として1986年に設置された植物園です。面積は1,200haあり台湾最大の植物園で、標高600mから1,200mの範囲に広葉樹を中心とした自然林が広がっています。 そして自然生態を保護し、その環境を維持していくため、1日の見学申請者を300人に制限し、見学できる区域もその一部、20haに限られています。