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「草木塔」
ある人に滋賀県北部地域に「野神」として祀られる巨木があるという話をしたところ、山形県には「草木塔」というものがあると伺った。 山頭火の句集にも「草木塔」というのがあったのを思い出した。種田山頭火は山口県の出身だから、山形県の草木塔を知っていたかは分からないが、芭蕉と同様に俳諧を作りながら各地を徘徊した人なので山形県の「草木塔」から名付けたのではないかとも思う。 「草木塔」をインターネットで検索してみると多くのサイトがヒットする。
京都の大水害
「京の五条の橋の上 大のおとこの弁慶は・・・」 これは明治44年5月 「尋常小学唱歌1」に載った伝説的歴史話を題材にしたもので、なつかしい歌の一つです。皆さんもよく御存知のことと思います。 ところがこの五条大橋が水害で流失したことは、案外、知られていません。 今から78年前の昭和10年6月29日、京都市内は大水害に襲われました。 当時の大阪朝日新聞夕刊の記事を紹介します。
「堺市立小学校のシンボルツリー樹勢診断研修」
少し異常ともいえる平成25年6月の厳しい暑さの中、五箇荘小学校(ユーカリ)・大仙西小学校(プラタナス)での樹勢診断研修が開催されました。
NHK文化センター梅田教室「樹木医とめぐる巨樹・巨木」平成25年6月
NPOおおさか緑と樹木の診断協会では、NHK文化センター梅田教室から受託し、「樹木医とめぐる巨樹・巨木」という現地講座を毎月開催しています。 平成25年6月の講座は、阪南市在住の高木正彦樹木医の案内で紀州路を行くコースです。一行は総勢19名でした。
「 日光白根山の新緑を訪ねて 」
平成25年6月7日、日本樹木医会の栃木大会で宇都宮大学の大久保達弘先生の「福島原発事故による森林生態系に対する放射線の影響」と題する講演が終わったのが夕方の5時、ドシャ降りの雨の中を日光道路で湯元温泉へ、宿に着くと「寒むッ!!」とカミさんがダウンジャケットを取り出す、川口も冬山用の下着に。
万葉集のあふち
珠尓奴久 阿布知乎宅尓 宇恵多良婆 夜麻霍公鳥 可礼受許武可聞 これは、万葉集の巻17・3910に出てくる「あふち」(標準和名センダン)を詠んだもので、 大伴書持(ふみもち)が奈良の家から 「珠(たま)に貫(ぬ)く あふちを家に植えたらば 山ほととぎす 離(か)れず来(こ)むかも」 と兄の大伴家持に贈った歌です。 これに対して大伴家持は久邇の都から 「ほととぎす あふちの枝に 行きていば 花は散らむな 珠を見るまで」(巻17-3913) と返事の歌を出しています。