会員ブログ2021-06-20T19:09:12+09:00

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台湾で樹木医学センターが設立される

   昨年12月21日に「台湾樹木医学中心(センター)」の設立記念式典と記念講演会が、台北の林業試験所森林保育大楼・国際会議場で開催されました。樹木医学センターは台湾の行政院農業委員会林業試験所によって設立されました。行政院農業委員会は、日本で言うなら農林水産省に当たります。その下部組織の林業試験所は、林木から都市樹木までを対象とした試験研究機関となります。  台湾には日本の樹木医資格を取得した方が二名います。いずれも台湾の樹木治療に大活躍されており有名人となられています。そして、台湾でも樹木医認定制度を確立すべく、林業試験所や国立台湾大学などが中心となり準備を進められています。この樹木医学センターの設立もその一貫のようです。  樹木医学センター設立記念式典には、(一社)日本樹木医会の中村会長と(一社)街路樹診断協会の神庭会長と私が招待されました。中村会長と神庭会長は祝辞を述べられ、講演もされています。   【設立記念式典、記念講演会の概要】 開催日時:2012年12月21日(金) 9:30~17:30 開催場所:林業試験所森林保育大楼・国際会議場(台北市) 主 催 [...]

By |1月 13th, 2013|Categories: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について|台湾で樹木医学センターが設立される はコメントを受け付けていません

東京都の樹木(その2)

高尾山を下山したあとは、府中市にある「馬場大門けやき並木」に行きました。  京王線府中駅西側にある「馬場大門のけやき並木」は、大国魂神社の参道沿い約600mにわたって植えられた、約150本のけやき並木です。  源頼義・義家が大国魂神社に参拝したときに、けやき千本を奉納して植えられたのが始まりらしいが、その後、徳川家康が馬場を寄進したおり、両側にケヤキを植えたのが、今残っている「馬場大門のけやき並木」です。  参道ですが、木の下を車がひっきりなしに通っていて、劣悪な環境のもと、多くのけやきが衰退しているのが目につきました。

By |11月 17th, 2012|Categories: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について|東京都の樹木(その2) はコメントを受け付けていません

東京都の樹木(その1)

東京に一泊し、11月10日は、朝5時半にホテルを出発し、JR神田駅6時9分発、高尾行き快速急行に乗る。高尾駅で京王電鉄の高尾山口行きに乗り換える。高尾は農林水産省の研修所があり、昔、何度も行き、勉強したところなので非常になつかしかった。  さて、高尾山の登山口には7時15分に到着。高尾山に登るには、ケーブルとリフトもあるが、私は歩いて登ることにする。急な坂道をあえぎながら登ると薬王院の参道のゆるやかな道に出て、しばらく行くと「たこ杉」なるものがあった。樹高37m、幹周り6m、樹齢450年の巨樹で、写真のとおり、根がタコの足のような形をしていた。

By |11月 14th, 2012|Categories: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について|東京都の樹木(その1) はコメントを受け付けていません

知ろう、守ろう芦生の森シンポジウム開催のお知らせ

芦生の森は、京都の秘境とも言われ、天然林の広がる自然の豊かさを誇っていました。 しかし、近年シカの食害により樹木や草花が失われ、以前の芦生の姿を知るものからは信じ られないような光景が生まれています。そこで、多くの府民の方々に変わってしまった芦生の 現状を知っていただき、京都府だけでなく日本全体から見ても貴重な芦生の森との関わり方を 広く府民の方々に考えていただく契機とするため開催します。 日

By |11月 14th, 2012|Categories: 樹木医アラカルト|知ろう、守ろう芦生の森シンポジウム開催のお知らせ はコメントを受け付けていません

天見のイチョウ

地表面に根がビッシリと張り付いているように見えます。急な斜面地にあるため、根の周りの土が少しずつ谷側へ流れて失われ、その結果、多くの根が地表面上に露出したものと思われます。その根の流れるような曲線や複雑に絡み合った様には根の動きが見て取れます。何か動的で力強い意思のようなものが感じられました。 さて、この社殿の横に大阪府指定天然記念物の「流谷八幡神社のいちょう」があります。このイチョウは大きく立派な木ですが、急な斜面の山林地にあって周囲に大きな木がありますので、離れた所から眺めていると、このイチョウだけが特別に大きいようには見えません。

By |11月 12th, 2012|Categories: 樹木医アラカルト, 緑と樹木について|天見のイチョウ はコメントを受け付けていません
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