会員ブログ2021-06-20T19:09:12+09:00

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油断

「あつっ!」  それは、一瞬の出来事だった。奴は私のわずかな油断を見逃さずに、やいばを突き立ててきた。 「くそっ!やりやがった・・・。」  親指の付け根に炎を押し付けられたような痛みを感じながら、私は後悔の念に襲われていた・・・。

By |10月 8th, 2012|Categories: 樹木医アラカルト|油断 はコメントを受け付けていません

大杉谷登山(その2)

大杉谷登山道の一帯は、吉野熊野国立公園に指定されていて、原始的景観のみならず植生も豊富で、近畿地方に残された最も魅力ある秘境といえるでしょう。  登山道沿いにあった植物で、大阪ではあまりお目にかかれない植物を紹介します。

By |10月 8th, 2012|Categories: 緑と樹木について|大杉谷登山(その2) はコメントを受け付けていません

矮性サルスベリ

少し前の事ですが、この夏山口市内の国道2号線を車で走っていると、道路脇の街路樹にあまり見たことが無い低木の花が咲いていました。 どうも気になるので車を止めてじっくりと観察してみました。  よく見るとそれはサルスベリの花でした。道路脇の街路樹で延々と色とりどりのサルスベリの花が咲いているのを見ると不思議な感覚でした。  矮性のサルスベリは知ってはいましたが、これだけの量の同じ色の花をどうやって集めたんだろうとか、それほど矮性のサルスベリはたくさん流通しているのか等、知らないのは自分だけだったのかいろいろ疑問の残る道になってしまいました。

By |10月 2nd, 2012|Categories: 緑と樹木について|矮性サルスベリ はコメントを受け付けていません

大杉谷登山(その1)

大杉谷登山道は、今から8年前の2004年9月の台風21号で壊滅的な被害を受け、主要な所が長く閉鎖されていましたが、2012年の4月に一部復旧作業が終わり、部分的に通行可能となりました。  そしてその中心部にある桃の木山の家も7年7ヶ月ぶりに営業が再会されました。  今回久しぶりに大杉谷登山道を歩いてきましたので、その報告です。

By |9月 30th, 2012|Categories: 樹木医アラカルト|大杉谷登山(その1) はコメントを受け付けていません

ソウル新市庁舎の壁面緑化

 この建物の広大な吹き抜け空間に世界最大級のアトリウム壁面緑化がなされています。7階までの高さで、幅100mに渡る規模です。その規模とデザインは訪れた人達を驚かせます。シンガポールのチャンギ空港にも広大な壁面緑化がなされていますが、チャンギ空港は登攀型の壁面緑化がなされているのに対して、ソウル市庁舎は数え切れないほどのポット植物を植え込んだ密度の高い壁面緑化に仕上がっています。よくこれだけ植え込んだものだと感心させられます。まず日本ではありえない規模の壁面緑化です。

By |9月 19th, 2012|Categories: 緑と樹木について|ソウル新市庁舎の壁面緑化 はコメントを受け付けていません

ダイセンキャラボクが見たい!!

 翌27日、6:30出発 オオカメノキの丸い葉を横目に、延々と続く階段を登りはじめると、さっそく汗が噴き出してくる、「この階段どこまで続いてんねんやろ?」と弱気のカミさん、「崩壊が進んでるから、こうして階段状に養生せんとだめなんやろ」、とブツブツ言いながら登ること1時間、三合目で休憩していると、後から登って来た地元の人にカミさんが「この階段どこまで続いてるんですか?」彼曰く「九合目まで!!」ガックリ肩を落とす我等、とりあえず六合目の避難小屋までということで、ブナの大木に励まされるように一段一段登ることに、  やっとの思いで六合目の避難小屋に8:40着、眺望の開けた場所に木製のベンチが置かれた絶好のポイント、しかし!弥山のピークは分厚く黒い雲に覆われ、猛烈な勢いでちぎれて行きます、「どうする??下りようか??」、「、、、、、、、、」、「ダイセンキャラボクが見たかったん違うん??」、「記念物の群落は八合目からやで、、、」、「八合目まであと1時間もかからへんて、」と、気を取り直して登ることに、しばらく行くとイチイに似た葉で実を付けた灌木が、ひょっとしてと思い写真を撮りながら、すれちがった登山客に「これダイセンキャラボクですか?」と尋ねると「そうです!秋になると赤く熟れて食べれますよ!」(喜ぶ川口でありましたが藤原春善氏のご指摘により、これはハイイヌガヤに決定)、9:30八合目到着、幹を斜めに風雪に耐えるような樹形、イチイに比べやや螺旋状の葉の付き方、ダイセンキャラボクです。

By |9月 4th, 2012|Categories: 樹木医アラカルト|ダイセンキャラボクが見たい!! はコメントを受け付けていません
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