会員ブログ
熊野速玉神社の「なぎ」(その1)
熊野速玉神社の「なぎ」(その1) なぎは、マキ科の常緑高木で、針葉樹でありながら広葉樹みたいな葉をしています。名前から凪に通じるとして、船乗りに信仰されていているほか、葉の葉脈が強く横方向に切れにくいことや、ナギラフトンという科学物質を分泌して他の植物の生育を抑制することから、夫婦和合、縁結びに御利益があるとかで、この葉をお守り袋や鏡の裏に入れていた慣習があったそうです。 このなぎの木で日本で一番大きな木は和歌山県の新宮市の熊野速玉神社にあるそうで、国の天然記念物にもなっています。 [...]
シラカシの土壌改良(木材腐朽菌モデル対策現地検討会)
平成23年2月13日 午前9時からシラカシの土壌改良を行ってきました。 以前にもご報告させていただいた続きの処置です。先週の5日には地上部の枯れ枝の剪定などを おこないましたが、本日は地下部の土壌改良を実施しました。 [...]
新人歓迎会
NPOおおさかでは大阪府支部と合同で、「第20期 新人樹木医 歓迎の集い」を開催しました。 企画、受付、進行などは全て19期の先輩樹木医が担当しました。 道頓堀ホテルの宴会はお勧めです。 新人樹木医の積極的な参加と協力で、大阪の樹木医活動がますます盛り上がることを期待します。 ミヤモト [...]
高所作業車
木材腐朽菌モデル現地検討会が3月1日に開催されます。 2月6日には地上部分の落下の危険のある枯れ枝を撤去する作業を行いました。 12メートルの高所作業車で樹高10メートルのシラカシの先端部に迫ります。 枯れ枝の状況が良く分かりますね。 この後、樹に登った樹木医と高所作業車の樹木医が連携して枯れ枝を撤去していきます。 足がすくみます。笑顔で作業をされる樹木医各位に脱帽ですが、ヘルメットは絶対着用です。 センペルセコイアの整枝作業では20メートルの高所作業車を使われるそうです。 手間はかかりますが、樹木の美容と健康のためには高所作業車による剪定が良いですね。 ミヤモト [...]
剪定バサミと剪定された断面
樹木を切る時に使われる道具、となりますと刃物ですが、刃物には大きく分けて3種類あります。一つはナイフのように切るもの。もう一つはノコギリやヤスリのように、基本的には削るもの。そして、全く別の作用を利用するハサミ。 ハサミは切れる!という印象がとても強いのですが、実際のところカッターナイフや小刀のように鋭利ではありません。仮にハサミを手に持って、その片方の刃で木を削っても、とても小刀やナイフのような切れ味は、さっぱりありません。 しかし木の枝を切るには、やっぱりハサミが必要です。アートナイフのように極めて鋭利な刃物なら、より硬い枝がスパスパ切れるんじゃないかなと思うのですが、現実は全く反対でナイフなどではせいぜい挿し木や接木の小枝を切るのがやっとなのです。 太い枝・硬い枝を切るとなりますと、そこは剪定バサミの登場です。 剪定バサミを観察しますと、片方の刃は“刃”とはとても言えない受け刃(ほぼ、ただの角を持った金属板)になっており、片方は大きな刃となっています。 [...]
大阪南港の貯木池
ここは大阪府柏原市です。奈良から大阪へ流れてきた大和川と、大阪南部から北へ流れてきた石川が、ここ柏原市役所の前で合流します。合流した大和川は西へ流れて大阪湾へ続いています。 [...]