会員ブログ
「稲村ヶ岳」の夕映え
2014年の正月から「稲村ヶ岳」(標高1,726m)の夕映えを撮るために、何度もチャレンジしているが、なかなかうまく撮ることができないでいた。 「稲村ヶ岳」が一番形良く、迫力ある姿で見える場所は、観音峰の南側にある観音峰展望台(標高約1,220m)である。 観音峰展望台は、登山道の入り口からはゆっくり歩いて約90分程で着くことが出来、非常に手頃な登山コースになっていて登山者も多い。夕映えを撮ろうと思えば、太陽が沈む時に山が晴れていて、夕陽が山に当たることが条件となってくる。 しかしせっかく山が晴れていても、夕方は太陽が雲に隠れ、夕陽が山に当たらないことが多い。また夕陽が当たっても肝心の山が雲で隠れていることもあり、なかなかこの条件を満たす瞬間は1年のうちでも限られてくる。 さて2014年もあとわずかの12月19日、登山口を13時30分過ぎに出発し。観音峰展望台を目指す。雪はあまり多くなくアイゼンなしでも進める。しばらく歩くと汗が出てきて、Tシャツ1枚でも寒くない。15時頃、観音峰展望台に到着。青空が広がり、雪をまとった稲村ヶ岳が目の前に見える。
第4回街路樹研修会「公共樹木の安全は適切なリスク管理から」開催のお知らせ
第4回街路樹研修会
豪雨からの脱出(その5) ありがたい樹木医仲間。
平成26年8月4日の月曜日、仕事で約束を入れていたお客さんに電話を入れ面会をキャンセル。あちこちに電話連絡を済ませた頃、国道55線と国道194号線だけが開通しているという情報を得ました。国道55線は海沿いを走り室戸岬を経由して徳島県に抜けるルートです。194号線は山越えし瀬戸内海側に抜けるルートです。愛媛県西条市につながります。 ホテルのフロントで確認すると「55号線の方が平坦な道なので安全です。強風や高潮ではなく豪雨だけが問題なので海沿いの道の方が安全です。」との話です。車で来られている観光客は関西の人が多く、山越えの愛媛県に入る194号線より、55号線で徳島を目指す人が大半です。私も55号線で帰ろうと思いましたが、ふと、高知県樹木医会で私と同期生のHさんを思い出し電話してみました。 Hさんは高知県の支部長を長年されている方で信望の厚い樹木医です。Hさんのアドバイスは次ぎのようなものでした。55号線の室戸経由はすごく遠回りになる。普通に走っても徳島に抜けるのに4時間かかる。今日だと6時間では県境を越えられないだろう。また、降雨量が80mmを超えると通行止めになる箇所がある。そうなると立ち往生になる。 山越えの194号線はつい最近、全面的に整備された。一番の難関は立派なトンネルが開通している。車線幅も広くなって走りやすい。山は広葉樹林帯で斜面崩壊は少ないはずだ。山を超えると雨は少なくなる。瀬戸内側にでれば道路はなんら問題なくなる。大阪と逆に向かうように思われるが、194号線で西条市まで出なさい。とのアドバイスを頂いた。 そして一言「万が一崖崩れに巻き込まれでもしたらすぐに電話ください。樹木医会高知県支部会員で重機をもって駆けつけるから安心しなさい。」とのお言葉。何よりも心強い励ましでした。樹木医同期生はありがたいものです。
豪雨からの脱出(その4) 大雨が降ればホテルがもうかる
平成26年8月1日早朝に大阪を出発し、その晩は松山で宿泊。2日は松山で法事をすませ、夜に高知市内に移動。久しぶりに親孝行をと思い高知市内の旧土佐藩主山内家の敷地に建つ高級ホテルに予約を要れました。母親と叔母と女房を皿鉢料理と地酒で接待です。台湾から帰国してすぐに過酷なこの接待とは、我ながら良く頑張っているなと自画自賛です。 皿鉢料理に舌鼓をうっていると、大雨で高知道通行止めのニュースがテレビから流れてきました。先ほど走ってきた高速道路です。まあ、いずれにせよ高速道路が通行止めになる直前に、無事高知のホテルにたどり着いたのだからラッキーだったと、皿鉢料理と美味しい地酒で満足していました。 翌8月3日、朝からニュースは高知市内の川の氾濫を報じています。高知市内で床上、床下浸水、幹線道路が冠水、私が泊まっているホテルのすぐ近くを流れる鏡川も氾濫危険水位を超えた。そして高知市全域に避難勧告が出ています。「えらいこっちゃ!」 後で知ったことですが、高知市では当日372ミリの降雨を記録し、1886年の観測以来最多の大雨だったようです。8月1日から3日までの間に降った雨は1000mmを超えています。大変なときに高知市内に入ったものです。
豪雨からの脱出(その3)あなどれない天候と通行止め
平成26年8月2日の午後4時頃、松山から高知に向かって出発です。途中、陶芸で有名な松山市郊外の砥部焼きの窯元を訪れお皿を購入。ここから約2時間で高知市内に到着の予定です。道中で雨がだんだん激しくなってきましたが、何とか高知市内のホテルにたどり着きました。 ホテルに到着してすぐに高速道路高知道通行止めのニュースが流れてきました。台風11号の影響だと言う。「えっ!おかしい?」私は一昨日台風12号の影響から逃れて台湾から帰国してきたばかりではないか。なのに、なぜ台風11号が高知に? 台風11号はスピードが遅く、12号が先に台湾近郊を抜けて行ったようです。11号は遅かった分大型化し豪雨をもたらしました。結局この雨で高知市内に通じる全ての道が閉鎖され高知市は陸の孤島となってしまいました。そして私達は帰ることが出来なくなり翌日も高知市内で延泊です。会社も休むことになってしまいました。
豪雨からの脱出(その2) 世界に広まれおもてなしの心
台風12号の影響もなく平成26年7月31日に無事台湾から帰国した私は、翌8月1日の早朝から母親、叔母、嫁を乗せて四国は松山まで長距離ドライブです。松山での法事は明日なので、今日はゆっくりと観光がてら、尾道市からしまなみ海道を通り四国入りです。これまで仕事でしまなみ海道を駆け抜けた事は有ったのですが、途中の島に下りて観光したのは初めてでした。運転があるためお酒が飲めずに残念ですが、お昼から美味しい海鮮料理を頂きました。どんよりと曇った空でしたが、観光中は雨にもたたられず、曇っていることが猛暑を緩和してくれるとこの天候を歓迎しておりました。