樹木医アラカルト
熊野速玉神社の「なぎ」(その2)
事故もなく、無事に新宮市に着き、早速、熊野速玉神社へ行きました。 熊野速玉神社の参道は、なぎの並木道になっていました。さすが、なぎが神木になっているだけのことはあると思いました。 お目当てのなぎですが、御神門の前にある熊野神宝館の西側にありました。平重盛のお手植えだそうで、幹周りは6m、樹高は20mで樹齢は850~1000年と言われています。 幹の上の方は、東邦レオの中嶋樹木医が治療したと思われる、幹割れを防ぐバンドが巻いてありました。 [...]
第5回「木材腐朽菌モデル対策現地検討会」が河内長野市・寺ケ池公園で開催されます。
以前からブログで数回にわたってご紹介してきました、「木材腐朽菌モデル対策現地検討会」が開催されることが決定しました。 参加してみたいと思われる方は、以下のリンクから申込書をダウンロードして頂き、お申込みください。 河内長野市の総合公園内のシラカシの腐朽病害を診断 日 時 平成23年3月1日(火) 13:00~16:30 場 所 大阪府河内長野市 寺ヶ池公園 内 容 シラカシの診断と対策と、樹木による解説 (シラカシに加害する木材腐朽菌(コフキタケ)の腐朽状況、枯れ枝の除去、土壌改良の要領など) 主 催 (社)ゴルファ-の緑化促進協力会、共催 (財)日本緑化センター お申込み 平成23年2月25日(必着) ・スケジュール・申込書( PDF 588KB) [...]
熊野速玉神社の「なぎ」(その1)
熊野速玉神社の「なぎ」(その1) なぎは、マキ科の常緑高木で、針葉樹でありながら広葉樹みたいな葉をしています。名前から凪に通じるとして、船乗りに信仰されていているほか、葉の葉脈が強く横方向に切れにくいことや、ナギラフトンという科学物質を分泌して他の植物の生育を抑制することから、夫婦和合、縁結びに御利益があるとかで、この葉をお守り袋や鏡の裏に入れていた慣習があったそうです。 このなぎの木で日本で一番大きな木は和歌山県の新宮市の熊野速玉神社にあるそうで、国の天然記念物にもなっています。 [...]
シラカシの土壌改良(木材腐朽菌モデル対策現地検討会)
平成23年2月13日 午前9時からシラカシの土壌改良を行ってきました。 以前にもご報告させていただいた続きの処置です。先週の5日には地上部の枯れ枝の剪定などを おこないましたが、本日は地下部の土壌改良を実施しました。 [...]
新人歓迎会
NPOおおさかでは大阪府支部と合同で、「第20期 新人樹木医 歓迎の集い」を開催しました。 企画、受付、進行などは全て19期の先輩樹木医が担当しました。 道頓堀ホテルの宴会はお勧めです。 新人樹木医の積極的な参加と協力で、大阪の樹木医活動がますます盛り上がることを期待します。 ミヤモト
高所作業車
木材腐朽菌モデル現地検討会が3月1日に開催されます。 2月6日には地上部分の落下の危険のある枯れ枝を撤去する作業を行いました。 12メートルの高所作業車で樹高10メートルのシラカシの先端部に迫ります。 枯れ枝の状況が良く分かりますね。 この後、樹に登った樹木医と高所作業車の樹木医が連携して枯れ枝を撤去していきます。 足がすくみます。笑顔で作業をされる樹木医各位に脱帽ですが、ヘルメットは絶対着用です。 センペルセコイアの整枝作業では20メートルの高所作業車を使われるそうです。 手間はかかりますが、樹木の美容と健康のためには高所作業車による剪定が良いですね。 ミヤモト