少し異常ともいえる平成25年6月の厳しい暑さの中、五箇荘小学校(ユーカリ)・大仙西小学校(プラタナス)での樹勢診断研修が開催されました。

■対象樹木
①堺市立五箇荘小学校のユーカリ
 記録によると明治44年に植栽された樹齢100年を超す樹木で、現在はグラウンドの横に堂々と育っています。幹周は2.6メートルですが、地上部にこぶ状になった腐朽が見られ、根元周りの養生がされていない状況。

 

堺市立五箇荘小学校のユーカリ

堺市立五箇荘小学校のユーカリ

 

②大仙西小学校のプラタナス
  グラウンドの中央に位置していたシンボルツリーで、幹周は2.0メートル。校舎の建て替え事業に伴い、グラウンドの端になり、周囲は6.5メートルの植樹桝以外インターロッキングブロックで舗装されています。本工事着工の前から衰退していた枝が枯れ下っている。

 

大仙西小学校のプラタナス

大仙西小学校のプラタナス

 

双方の小学校のブログなどにも度々、掲載されており多くの児童たちを見守ってきた樹木の衰退は近隣の住民、卒業された方々にとっても大変、気がかりだと思われます。
額に汗をにじませながら調査に取り組んでおられた諸先輩方の教えを乞いながら透水試験の穴掘りや貫入試験と自分自身、暑さで少しバテ気味・・・。
また、それぞれの見解や捉え方の違いなどもあり興味深く話を聞いていました。

 

隆起したコブが痛々しい

隆起したコブが痛々しい

 

今後の動向が注目される中で少しでも樹勢回復処置に携わっていけたらと思います。

久志本