I樹木医との台湾紀行(その2:台湾総督府の樹木診断)
鴻原弘樹2015-03-17T22:56:57+09:005週にわたる台北での剪定講習会に参加していたI樹木医に緊急依頼が舞い込んで来ました。台湾ではよくある話です。日本から樹木医が来ている。それならば、見て欲しい木があると連れてこられたのが台湾総督府です。 台湾総督府は日清戦争後に割譲された台湾を統治するために日本人によって建てられた建物です。日本で最初に行われた設計コンペにより建物は1919年に完成しています。 総督として赴任した乃木希典、児玉源太郎、明石元二郎など、民政長官に就任した後藤新平、農業技師として招かれた新渡戸稲造など、多くの歴史的人物がこの建物で職務を遂行しました。