樹木医アラカルト
関東の一本桜と校庭のサクラ
平成24年4月11日、東京は冷たい小雨模様で、都心では桜吹雪の強風が吹いていました。 翌4月12日は、前日の天気とはうって変わって快晴で気温も上り、ポカポカの陽気でした。 そんななか最初に行ったのが、埼玉県北本市にある「石戸蒲ザクラ」です。 石戸蒲ザクラは、日本五大桜に数えられる名木で、品種はエドヒガンとヤマザクラ の交配種です。
ツバメ
そのなかにチッ・チッ・チッと小さな声が聞こえますので、ベランダに出てみたら ツバメが3羽、空中戦をしていました。 今年初めて見たツバメです。 平成23年は4月15日(金)が初見でしたので、平成24年は1日遅い初物です。
四国の一本桜
今年の桜の開花は、本州では3月21日に高知からスタートしましたが、2月、3月の平均気温が低かったので、例年に比べ全国的に開花は遅れています。 大阪では4月10日頃が満開のようですが、今回は四国の1本桜を見るため4月5日に大阪を出発。最初に徳島県つるぎ町にある「吉良のエドヒガン」を目指します。つるぎ町は四国の名峰「剣山」の麓に位置し、巨樹・巨木が多くありますが、なかでも「赤羽根大師のエノキ」は日本一の大きさで国の天然記念物に指定されています。
新しい季節と新たな仲間
今年も大阪府樹木医会と おおさか緑と樹木の診断協会合同の新人歓迎会が行われました。そのなかによく知った方もいたりしました。 これからもどうぞ仲良くして下さい。 樹木医として合格されて皆様、おめでとうございます。 皆さんは、まずはこれまで携われた分野において、樹木医という新たな切り口を持って樹木に挑むことになるでしょう。これまでの皆さんは樹木に対して片刃の小刀、これからの皆さんは両刃の鋏かと思います。 この会場に来た新人の皆さん! あなた方は実にラッキーだ!! と、言いますのも私が合格してから今の今までに感じた事なのですが、複数の樹木医が切磋琢磨する環境に身を置けるというのは実にありがたいことなんです。 我々が保持する〝樹木医″という資格はみんな同じ輝きです。しかし残念ながら個々が持つ樹木医としての到達度は、断じて同じではありません。 例えるなら〝剪定鋏″と一括りのはさみにも、ホームセンターに並ぶ廉価版に対し、積み重ねた実験に基づくファクトリー製のはさみや、熟練の技による見事な逸品があるようなものです。 合格して間もない皆さんに対しても、社会からはベテランの先達と同じ知見と技術と責任が容赦なく求められることになります。この重さをこれから数か月あるいは数年をかけて徐々にあるいは唐突に実感していくことになるでしょう。合格するまでの知識・技術はあくまでも合格するまでの過程に過ぎません。皆さんが多方面で活躍すればするほど、身震いする厳しい現実と難問にぶつかることになるでしょう・・・。必然的に、これから樹木医としてどんどん磨かれていく必要を感じると思います。 [...]
能天気
私はN造園で働いている。親方は義理の父、すなわち私の嫁の父親で、とてもおおらかな性格の優しい人だ。それに似たのであろう、その娘である私の嫁も、とてもおおらかな性格をしている。 私の嫁は、現在「アーチェリー」をやっている。嫁の父親が昔からやっていたので、その影響を受けて10年ほど前から始めた。最初は、週1回開催されている近所の市民教室へ通って練習していたのだが、最近はとても熱心で、週2~3回、京都あたりの射場まで通っている。
なばなの里
先日、なばなの里へ行ってきました。ここの樹木の管理はすばらしく、河津桜、枝垂れ梅、サンシュウは満開でした。特にベゴニアガーデンの手入れはM式灌水システムと相まって見事なものでした。 一番のお目当ては夜のイルミネーションですが、今年のテーマは「四季」という事で1本の樹木を中心に四季それぞれの風景を表現しており、中でも希望と題した虹の表現は圧巻でした。 今年は4月1日まで開園するという事なので、お時間の許す方には一見の価値があります。