2008年10月

2008年10月

 

 茨木市の安威に須賀神社という神社があります。
 その神社の御神木としてクスノキが崇められております。
樹高27m、枝張り25m、幹周6.8mという非常に立派なクスノキで、
 大阪府の天然記念物にも指定されております。

 このクスノキに十数年まえ頃から少しづつ枝枯れが増えてきて、
2年前には参拝者に危険だという事で枯れ枝の撤去がほどこされました。
 
 この頃の幹を見てみると、幹周の1/3位の皮が剥げ落ち、
幹も半分くらい生気が見られませんでした。
 最近、このクスノキを見に行くと、まったく精気がありません。
 樹皮の剥げも広がっており、幹がすべて枯死している感じです。
 どうやら白紋羽病にやられたような感じです。

 長い歴史を刻んだクスノキが、今まさに終わりを告げようとしている様は
見るに堪えないものがあります。

  MM記

 

2011年5月

2011年5月

 

現在の樹皮の様子

現在の樹皮の様子