鈴なりのヤマモモ

鈴なりのヤマモモ

 

ヤマモモの実が赤く熟れる季節になってきましたが、先日、和歌山県串本町の山林でヤマモモの実を採っていた人がサルと間違えられ散弾銃で撃たれて死亡するというニュースが流れていました。
非常にショッキングな出来事ですが、一人で山に入る場合は、腰に鈴を付けるとかラジオの音声を流すなどの工夫が必要です。
人間に撃たれなくても、昔からヤマモモ採りは危険と隣り合わせでした。というのもヤマモモを採ろうと思えば、木に登らないといけませんが、ヤマモモの幹や枝は折れやすく、よく転落して大怪我をする人が絶えませんでした。

筆者が子どもの時、近くの神社の斜面に大きなヤマモモの木があり、実が熟れる頃は、いつも友達とヤマモモの木に登りヤマモモを食べていました。
今は食べ物が豊富で、ヤマモモの実がなっていても子どもは見向きもしませんが、筆者の幼少時代は、おやつとしてみんな食べていました。
あるとき、いつものように木に登りヤマモモを採っていたら、近くにいた友人が木から落ちて、腰に竹が刺さり大怪我をしたので、残念ながらヤマモモの木に登ることは禁止となりました。非常にガッカリしたのを覚えています。

何年か前に高知市の日曜朝市をぶらぶらと見ていたら、ヤマモモを売っていました。そこの婆さんに誰が採ったのかと聞くと、婆さんが自分で木に登って採ったそうで、旦那は以前にヤマモモを採っていて木から転落し、今は半身不随で寝たきりだといっていました。まさにヤマモモ採りも命がけです。

 

日曜市とヤマモモ

日曜市とヤマモモ

 

ヤマモモの生産量日本一の徳島県では、あちこちにヤマモモの木が植栽されていますが、木に登らなくても簡単に採れるよう低木仕立てにしたヤマモモが多く目に付きます。これなら怪我はしなくてすみそうです。
ちなみに徳島県では、ヤマモモはスーパーなどでたくさん売られています。

 

低木仕立てのヤマモモ

低木仕立てのヤマモモ

やまももの赤い実をみると、夏が来たなあと感じます。そして夏といえばビールです。今年の夏も暑くなりそうですが、暑いほどビールがうまいのがせめてもの救いです。

真田 俊秀