12月10日(土)は、滋賀県で樹木の現地研修会が実施され、月の名所の長浜市高月町にも行きましたが、月といえば、その夜、日本では皆既月食がみられました。
 皆既月食というから、太陽の光が地球にさえぎられて月が真っ黒になり、見えなくなるのかと思っていたら、酒に酔ったようにほんのり赤くなり、しっかりと見えました。
これは太陽の波長の長い赤い光だけが地球の大気層で拡散されにくいため月に届き赤くなるそうです。

 ところで月と樹木といえば、新月伐採が思いだされます。
 新月伐採は葉枯らし乾燥の一種で、樹木を冬季の新月直前に伐採して、谷側に木を倒し、長い間、林内に寝かしてから収穫する方法です。
 この方法によって得られた木材は「割れない、反らない、カビが生えない、腐らない、千年もつ、部屋の空気をきれいにする」などと言われています。
 本当かどうかは別にして、月は潮の満ち引きにも大いに関係していますし、太陽とともに地球の植物の生育に大きな影響をもたらしていると言えるでしょう。
 来年は5月21日に日食(金環食)を見ることが出来るそうです。楽しみです。今回、皆既月食を見られなかった人のために、写真を添付します。

真田 俊秀

 

普段の月

普段の月

 

皆既月食の月

皆既月食の月