大杉谷登山道の一帯は、吉野熊野国立公園に指定されていて、原始的景観のみならず植生も豊富で、近畿地方に残された最も魅力ある秘境といえるでしょう。
登山道沿いにあった植物で、大阪ではあまりお目にかかれない植物を紹介します。
写真はイワチドリといって、ラン科の多年草です。これはその一部分で、大群落になって岩にへばりついていました。花の時期(5月~6月)に来ると壮観だろうと思います。
次はキハギといって、マメ科の仲間の樹木です。小さな紫と白の混じった花が、秋の訪れを感じさせてくれます。
次の写真は桃の木山の家のそばにあったコバンノキで、トウダイグサ科の樹木です。
葉が卵形をしていて、まるで小判のようです。
次はツバキ科の仲間のヒメシャラです。淡赤褐色の樹皮はよく目立ち、初夏にナツツバキによく似た白い花を咲かせます。
次の写真の樹木はヤマグルマといい、葉が枝先に車輪状につきます。昔はこの木から良質の鳥もちが採れたため、別名トリモチノキともいいます。
ヒメシャラ
ヤマグルマ科ヤマグルマ属のただ1種の樹木で、このように1科1属1種の樹木としてはイチョウが有名です。そしてもう一つヤマグルマの特徴として、広葉樹でありながら道管がなく、仮道管があるという、まるで針葉樹みたいな珍しい樹木です。
これが7年7か月ぶりに営業が再開された桃の木山の家です。川沿いにあるため、宮川の激しい水音が聞こえてきて、夜でも耳から離れません。
桃の木山の家には午後4時に到着。さっそく風呂に入り汗を流したあと、午後6時から、かわいいい女の人が作った夕食をいただきました。
午前中から一杯、汗をかいた後だったので、ビールがとてもおいしかったです。ビールを飲むために山歩きをしているようなもんです。
真田 俊秀