中国新幹線恐怖の旅と中国緑化
鴻原弘樹2011-08-28T23:12:48+09:007月23日私は紹興酒で有名な中国は浙江省の紹興にいました。上海から250㎞ほど南に位置する町です。 夕方、紹興から少し外れた場所にいるときに雷がなりだしましたが、雨には当たらずに紹興駅に到着し、夜7時頃、上海行きの中国新幹線に乗車しました。 翌朝、上海のホテルでニュースを見ると、中国新幹線が脱線し多数の死者が出ている報道が出ていました。 中国語では詳しく内容が分らず、衛星放送のNHKにチャンネルをかえて詳細が分りました。 なんと私がいた同じ浙江省の温州で、私が乗車していたのと同時刻に事故が発生しているではないですか。 路線図を確認すると全く同じ路線です。上海行きの北上する列車ではなく、反対の南向きの列車に乗車していたとすると大変なことになっていました。 その後の事故処理に関しても、日本でも多く報道されていましたので、皆様もご存知の出来事でしょう。怖い、怖い。。。。。 これは紹興より乗車した新幹線ではなく、上海から常州に向かうときに乗車した新幹線です。表示されている速度計をみると何と320㎞も出ていました。怖~。。。。 さて、樹木の話です。早朝に上海市内で見かけたプラタナスの剪定風景です。高所作業車も使わずに木に登り剪定していますが、 プラタナスの剪定においては、日本の街路樹で見かけるブツ切剪定より中国方式の方がずっと良いと思っています。 できれば日本のプラタナス街路樹も緑陰が提供できるように剪定して欲しいものです。 早朝みかけた上海市内のプラタナス並木の剪定風景です。一本のプラタナスに3名ほどが登り剪定しています。 日本の様に大枝をブツ切にするのではなく、枝を伸ばしながら、中抜き剪定を行っています。 プラタナス街路樹の枝が伸び、道路を緑陰で包み込むようになっています。 日本のプラタナス街路樹もこのような緑陰が提供できる並木になって欲しいものです。 上海の有名なおしゃれスポット「新天地」のすぐ近くにある「太平橋公園」に久しぶりに行きました。 この公園が完成した直後の2004年の1月に一度見に行っています。周辺の民家が一斉に立ち退きし整備されたと当時聞きました。 このときにはまだ回りに小さな一戸建て民家や古びたアパートが回りに残っていましたが、現在はその面影もありません。 当時植えられたばかりの樹木を見て、雑な植え方をしているなと思っていました。ところが今回行ってビックリ。 7年半経った今、立派な緑地になっていました。やはりその地で伝統的に実施されている植えかたは、 それなりにその地域の植栽手法に合致しているものだなと感心した次第です。 笠松滋久