私は毎年、1000年以上も生きてきたと伝えられる『野間のケヤキ』のしめ縄づくりに参加しています。一年の反省と新年に向けて健やかなることをこめて・・。
地元の皆さんと毎年来られる10名ほどの応援の方々と皆が和気あいあいで半日を過ごします。年一回お会いする方々も“やあ・・”と笑顔で挨拶。じかに触れあえるこの古木もなにか笑顔で一緒になってしめ縄をこしらえている錯覚になる事もあります。
先ずは、しめ縄のもとになる藁のしごきと選別、この作業は応援隊が活躍
さあ!しめ縄づくり・・これはなかなか難しい、藁の渡し手とのタイミングが微妙。作業がしやすいように適度の高さに引っ張るのは力仕事でいつもの私の担当、でも今回はいつもご夫婦で参加されるM先生にバトンタッチ。
でも最近、この古木が少しでも若く見えるようにと鳥たちが華やかな飾りを付け始めました。まだ、元気で頑張るぞ!という気概も感じるのですが少し厚化粧になっては身も蓋もありませんので取ってあげようとNさんが中心となって新年早々スッキリとさせてくれそうです。
締めは皆さんでの打ち上げです。
野間のこの木の精霊に、きたる年も素晴らしく奥深い木々の生命に出会い、多くの事を知りえる喜びを味わいたいと願いを込めて・・。
樹木医の皆さん・・来年もよろしくお願いいたします。
Masa