種子から育てたサガリバナが、2年半にしてようやく開花しました。
植え木鉢のベランダ育ちで、冬場は室内で観葉植物として楽しみました。
高さ100cm、根元径2.5cm、最大葉の長さ40cmで、先端から85cmの花序を垂らしました。多い日で28個、4日間で計57個が開花しました。独特の香りがします。
サガリバナはサガリバナ科サガリバナ属。別名「舞香花(もうかばな)」。那覇の首里では「キーフジ」と言います。奄美大島以南の熱帯のマングローブ後方湿地に多い常緑小高木です。花は白色または薄紅色で、夕方に咲き始め、翌朝にはめしべを残して、落花します。
沖縄の夏の風物詩として知られ、「夏の夜の花見」として定着しつつあり、また明け方に花が水辺に浮く幻想的な美しさをカヌーに乗って堪能するツアーもあるとの事です。
一方沖縄でも、埋立や道路、護岸工事により水辺の形が改変され、水質汚染等もあって、サガリバナを始め水辺の貴重な自然が消えてしまった所が少なくないそうです。OEC(おきなわ環境クラブ)では、水辺の環境回復活動「水辺のMyキーフジ作戦」「サガリバナ鑑賞会」を通して、身近な自然を見つめ直す機会を提供しているそうです。公園や街路の緑化樹種としても重要な樹木です。
高須佳代
久しぶりです。
北海道の内田です。
みごとに咲きましたね。
コメント、有難うございました。
開花後、花序の脇から3本の枝が出て、半月で30cmほど伸びました。今、赤い若葉が出ています。
北海道の樹木の成長とは随分違うと思います。
因みに、春の終わりに落葉し、やっと新芽が出てきます。やはり、南の国の樹木だと思います。
なるほど、これがサガリバナというものですか。はじめて見ました。
沖縄でも消えてしまっているとのことですが、生育の北限はどの辺りでしょうか?
大西
図鑑によると、「奄美諸島以南の旧世界の熱帯に広く分布する」とあります。
自然林のサガリバナとは、大分様子が違うと思いますが、本土では、鉢植えの状態で1mくらいで咲くと聞いていました。その通りでした。
いつか現地で見てみたいものです。明け方に水面に一面に浮かぶ様も・・。