先日、被災地へのボランティアの関係で宮城県へ行くことがありましたので、ニュースでも報道されている
陸前高田の一本松の状況を見る機会を得ました。
本当に、周辺にはほとんど樹木は残っていませんでした。津波の被害で周辺の建物もわずかしかなく遠くからでもこの一本松の大きさがわかる状況でした。
宮城県の造園関係者だけでなく、多くの人の手によってこの一本松を残すための対策が取られているようです。
先日の報道では、接ぎ木、実生が成功し、この松原を再生させるための方法が模索されています。
しかしながら、地盤沈下等により満潮時には海水が入ってくるのでしょうか?常時、ポンプで海水をくみ上げていました。
私は確認できませんでしたが、新芽も芽吹いたとの情報もあるようです。なんとか頑張って欲しいと思っています。
この付近には約2㎞に渡って松が植わっていたのですが、今回の地震でこの一本だけが残りました。周辺には松の根だけが残っています。
海岸線の位置が地震によって変わったために松の根の状態が良くわかります。
地震発生から5か月になろうとしていますが、被災地の状況は非常に厳しく、いまだに一時避難所で多くの方が生活しています。
この一本松が復興のシンボルとして復活することを、そして一日も早く被災地が元の状態に近づくことを心からお祈りします。
KO