立秋を過ぎて暦のうえではもう秋ですが毎日暑い日が続いています。
そんな暑い中を散歩する時などに一息入れることができるのが豊かに茂った街路樹の木陰です。
この街路樹は奈良県N市内のケヤキです。
ケヤキらしい樹形のかけらもなく電柱のような樹形にされ、毎年同じところで剪定を繰り返され、そこから出てくる枝葉は枝垂れてまるでオバケ・・・
しかも雨水が染み込むわずかな根元回りもこのとおり固められています。
ここまでくると税金を使っての虐待ですね。
この街路樹はその隣の奈良県I市内のケヤキです。
ケヤキの樹形を生かした立派な並木に管理されています。
以前このI市の担当者から聞いたところでは街路樹管理を請け負う造園会社には理想とする樹形やどういう剪定をするかの指導も行っていると聞きました。
落ち葉に対する付近住民からの苦情はたぶんどちらの自治体にも同じく入っていることと思います。
それに対して“苦情が来たんやから切ってしまえ”となるか“苦情は来たが市の財産でもある街路樹の大切さや効用をわかってもらおう”と理解を求めるか。
その対応によってこの差が生まれたのかもしれません。
ニシ