先日、国立台湾大学構内をうろうろしていると、全ての高木につけられた樹名板にQRコードが記されていることに気づきました。最近は日本の公園などでもこのようなQRコードがついたサイン(看板)を見かけることがあります。樹木につけられたQRコードの場合は、樹木散策やオリエンテーション用にQRコードがつけられている場合が多いようです。台湾でも同じように樹木の解説などが登録されているのかとiphonで読み取ってみるとびっくり。樹木の診断内容まで記されているではありませんか。
樹木形状寸法、位置(座標)、樹木の解説、植栽時期などが細かく説明されています。過去の写真も数枚掲載されています。下に添付したのは診断内容の抜粋です。NPOおおさかで実施しているような本格的な診断内容が記されています。活力度判定も掲載されています。
私は過去に診断したカルテを探すのにいつも一苦労しています。それを考えるとなんと上手な管理方法だと感心しました。何よりも、樹木の前で過去の診断結果が分かると言うのは樹木医にとって便利この上ない素晴らしいことです。
NPOおおさかでも、診断した樹木にこのようなQRコードでの情報掲載を実現していただきたいものです。IT音痴の私には無理ですが。
詳しい樹木の解説以外に次のような診断情報も記載されています。漢字なので記されている内容が概ね分かるかと思います。
笠松 滋久