平成27年6月13日、前回に引き続き、またまた大台ケ原に行く。
というのも、この時期、天気が良ければ富士山の頂上から太陽が昇る、いわゆる「ダイヤモンド富士」が拝めるかもしれないから。
午前2時30分に大台ケ原駐車場を出発し、正木峠に午前3時15分到着。
空には星が瞬き、天気は良さそうだ。
そのまま正木峠で夜が明けてくるの待つ。午前4時頃には、だんだん東の空が白々と明かるくなってきた。
しかし水平線のあたりには雲が出ているらしく、全然、山並みが見えない。
時間はどんどん経ち、午前4時30分になっても山は見えない。
天気は、まあまあなのに、こんなこともあるんだなと半分あきらめて他の所の写真を撮っていた。
午前4時35分頃にふと振り返ると、なんと雲の間から富士山がひょっこりと顔を覗かせているではないか。
あわてて富士山にカメラを向ける。
すぐに太陽が顔を出してきた。
そして富士山の頂上から太陽が昇ってきた。まさに「ダイヤモンド富士」である。
富士山が見れたのは3分ほどで、太陽が昇ると富士山は雲の中に隠れてしまった。
なかば諦めていただけに、幸運にも「ダイヤモンド富士」が見れたことは、大変うれしかった。
大自然の中の澄み切った早朝に、こういっためったに見れない神秘的な天体ショーを見ると、自然の素晴らしさがあらためて身にしみる。
真田 俊秀