ヒガンバナ科の常緑多年生植物のリュウゼツランは、50~60年経ると開花して、結実後は枯れるといわれています。
我が家の近くに上水道の配水池があり、その敷地内にアオノリュウゼツランが植えられていました。 アオノリュウゼツランとは、葉の色がきれいな緑色だからです。 配水池は、1952年(昭和27年)に作られましたが、アオノリュウゼツランはいつ頃に植えられたのかは不明だそうです。
そのアオノリュウゼツランが、2010年(平成22年)の夏に開花するという噂を聞きつけ、7月4日(日)に見に行きました。 花柄が5~6mに伸び、枝のような総状花序でした。この日は、まだ蕾でした。
7月27日(火)に黄色の花が咲き始め、 8月4日(水)には花柄の半分ぐらいまで咲きあがりました。 8月21日(土)には天辺まで咲きました。
8月27日(金)には、天辺の花が赤くなり、最初に咲いた下部の花は結実したように見えました。
開花・結実・枯死してから2年半が経った今年(平成25年)2月5日(土)、偶然通りかかった配水池横の、枯れた葉の側から緑色の葉が出ていました。 開花結実後は枯れると、ものの本に書かれているのに、根が生きていたなんて??です。
配水池の敷地内には入れませんので、残念ながら根を観察することはできませんが、写真は撮り続けようと思います。
澤田 清