剪定鋏の格式と歴史?
鴻原弘樹2011-06-06T22:56:49+09:00私は普段、植木鋏よりも剪定鋏をよく使います。中でもとりわけ剪定芽摘み鋏と呼ばれる細めの鋏が気に入ってまして、この細身の鋏を活躍させる機会が多いです。
私は普段、植木鋏よりも剪定鋏をよく使います。中でもとりわけ剪定芽摘み鋏と呼ばれる細めの鋏が気に入ってまして、この細身の鋏を活躍させる機会が多いです。
兵庫県丹波市で見かけた木です。 枝振りが、奇妙な形をしています。 写真は2月に撮影したものです。 今年の5月26日に撮影した写真です。 ☆現地の方にお聞きしましたら 雲龍アカシア 白い花が咲くそうです。(4月から5月) ご存知の方、あれば正式名称教えて下さい。 匿名
茨木市の安威に須賀神社という神社があります。 その神社の御神木としてクスノキが崇められております。 樹高27m、枝張り25m、幹周6.8mという非常に立派なクスノキで、 大阪府の天然記念物にも指定されております。 このクスノキに十数年まえ頃から少しづつ枝枯れが増えてきて、 2年前には参拝者に危険だという事で枯れ枝の撤去がほどこされました。 この頃の幹を見てみると、幹周の1/3位の皮が剥げ落ち、 幹も半分くらい生気が見られませんでした。 最近、このクスノキを見に行くと、まったく精気がありません。 樹皮の剥げも広がっており、幹がすべて枯死している感じです。 どうやら白紋羽病にやられたような感じです。 長い歴史を刻んだクスノキが、今まさに終わりを告げようとしている様は 見るに堪えないものがあります。 MM記
桜の咲く季節になりました。 今日は大阪府河内長野市にある天野山金剛寺へやってきました。 このお寺は女人高野とも呼ばれてます。 ここは緑の多いお寺で、春の桜、秋の紅葉が美しく、また、大阪府指定文化財の杉の大木もあります。 なんとも場違いな体育館の様なものが見えてびっくりします。 これはお堂の工事のための建物のようです。 工事中とは残念ですが、樹木を見ることはできそうです。塀の向こうに満開の枝垂桜が見えますね。 中へ入ってみましょう。入山料は200円です。 ・・・と、ここで、痛恨のミス! なんと、今日は持ち合わせがありません。家に置いてきてしまったようです。 ここまで来て入山できないとは口惜しいです。 卑しい期待を胸に、付近の自動販売機の周りを探してみましたが、期待したものは落ちてませんでした。 仕方がありません。天野山金剛寺はあきらめて、タダで見ることのできる桜を見に行きましょう。 ここから国道170号を西へ進みます。 途中、国華園の前を通ります。大型の園芸店です。 ガーデニングの好きな方なら見てるだけでも楽しいんじゃないでしょうか。 最近は野菜の販売にも力を入れてるようです。 国華園は秋の菊の展示が有名です。ここの展示はかなりの規模で、見応えがあります。 国華園から少し先には農産物の直売所があります。 道の駅のようなところです。今日は訪れる方の車で駐車場が一杯でした。 こういう所にはつい立ち寄ってしまいますね。 ただ、財布を忘れずに持って来たらもっと楽しめたと思います。 という訳で、距離はそう長くはないのですが、寄り道にかかる時間は長いです。 ここから先は寄り道をせずに行きましょう。 この農産物の直売所を過ぎるともうすぐです。 大阪府指定文化財、若樫のサクラ。 立派な枝垂れ桜です。 この枝垂桜は道路沿いの斜面地にあります。 平坦地にある枝垂れ桜なら、垂れた枝が伸びて地面に達すると、そこで枝はストップします。 ところが、若樫のサクラは斜面地にあるため、斜面の下の方向では、垂れた枝がなかなか地面に達せずに長く伸びてゆくことができます。 [...]
東北地方太平洋沖地震で被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。 被災地の一日も早い復興を心から祈念いたします。
枝の正しい剪定は幹と枝の接合部の上に現れる皺状の構造と枝瘤を残す切り方(ナチュラルターゲットカット)が良いことはShigoがCODITモデルを提唱し、現在基本的に支持されています。 そして逆に正しくない剪定は幹に平行に深く切り落とす切り方(フラッシュカット)や枝を切り残した切り方(スタブカット)といわれています。 植物の傷口をふさぎ防御層を十分につくることを主眼におけばこれは正しいでしょうが、そこに他の生き物が絡んでくるとそうともいえない場合があります。 この写真は枝が枯れて折れてしまったか、剪定時に残された枝があったイチョウの木で、その残された枝にキツツキの一種のコゲラが営巣しているところです。(東京都港区にて) 都会の真ん中にもかかわらず、このような野鳥が生息できるのは残された枯れ枝のおかげと言えるでしょう。 この写真は折れた枝を利用してモズが食料であるバッタを突き刺し“はやにえ”をたてているところです。(奈良県奈良市にて) 人間の世界であれば“アジの開き”を作っているような感覚なのでしょうか。 これは万葉集にも“草具吉(くさぐき)”と読まれている古くから知られた習性のようです。 モズにとっては冬の食糧不足時の大切な保存食なのでしょう。 これらは正しい剪定を行っていれば見ることのできなかったことだと思います。 なかなか「絶対正しい」と言い切ることができることは少ないですね。 (ニシ)
ソテツの種と言うとあまりなじみがないかもしれませんが、昔は、表面を加工してサルの人形として縁日などで 売られているのをよく見かけました。朱色が際立っていたのが懐かしい思い出です。ところが今は、種子の心皮が 悪魔の羽としてインターネットで売られているのを知り、なんでも売れるものだと時代の変化に驚いています。 ところで、ソテツの種から出芽するところはなかなか見る機会が少ないと思います。 普通、植物は種子の片方から芽をだし、その反対側から根を出して成長していきます。 ところがソテツは、種子から先ず芽株を作ります。その芽株から出芽し、根を出して成長していきます。傾いた ソテツに芽株が多いのは、幹が倒れた時に少しでも早く芽を吹く為の準備かもしれませんね。 MM記
果樹のせん定でまず覚えることは「切返せん定」と「間引きせん定」です。 「切返せん定」は図1のようなせん定で、1年生の枝をその途中から切るせん定です。切返をすると、春には元気のよい新しい枝がたくさん伸びます。 「間引きせん定」は図2のようなせん定で、1年生の枝を元から間引くせん定です。 枝が間引かれため、その部分には伸びる芽がないので、全体として枝の発生が少なくなります。 樹が大きくなって困るときに不用意に切り返すと、逆に元気な枝がたくさん出て、せん定前より大きくなってしまうことがよくあります。 樹をコンパクトにしたいときは間引きせん定中心にせん定をすることがポイントとなります。 次に、果樹のせん定で大事なことは、花の着き方を覚えることです。 果樹の種類によって花の着き方が違い、それに応じたせん定が必要になります。 図3と図4はせん定後の花の着き方を模式的に表したものです。 左側がせん定の時の状態、右側がせん定後、芽が伸び、開花したときの様子です。 図3のタイプはうめ、もも、すももなどの花の着き方です。前年の枝に花が着き、果実となります。 新芽は花とは別に伸びます。冬の芽を見ると花の芽と、葉の芽が別々に着いているのがわかります。 図5はももの枝の3月ごろの様子ですが、ふっくらと膨らんでいるのが花芽、細くとがっているのが葉芽です。 ほとんどの芽に花を着けるので、せん定ではしっかりと枝を切り、花を少なくすることが必要になります。 また、少々荒っぽく切っても花は着きます。 図4のタイプはかき、くり、ぶどう、キウイフルーツなどの花の着き方です。春に芽が伸びて、その新芽の部分に花が着きます。 図4の右上は枝の先端部分の数芽から伸びた枝に花が着き、基部のほうの芽には花が着かないことを表しています。 かきやくりの場合がこれに当てはまります。 図6はかきの枝の3月ごろの様子ですが、先端付近の大きな芽は花を着けますが、基部付近の細くて小さな芽は花をつけません。 新芽が伸びたときの様子は図7を見てください。葉の付け根に蕾が着いています。 枝の先端付近の芽にしか花を着けないので、枝の途中で切ると花芽を捨てることになります。 切返のせん定は控え、なるべく間引くせん定をすることがポイントとなります。 図4の右下はどの芽でも伸びた枝に花が着くことを表しています。 ぶどうやキウイフルーツなどの花の着き方です。どの芽にも花を着けるので、ぶどうでは短梢せん定といって1芽だけ残してすべて切ってしまうせん定法もあります。 図8はぶどうの5月ごろの様子ですが、新芽が伸び、3枚目の葉の位置にまず花房を着け、4枚目、6枚目、7枚目という順に花房を着けます。 図9はいちじくの実のなり方です。いちじくはどの芽にも花を着けますが、いちじくの花は普通の花と違い、果実の中にあります。 枝の下から先端にかけて順番に熟していきます。果樹の仲間ではちょっと変わり者です。 最後に果樹のせん定で切るべき枝について図10に示しています。果樹は果実を育て収穫することが栽培管理上の目的となります。 そのため、できるだけ多くの葉に太陽の光があたるような枝配置ができるようせん定します。 図10の切るべき枝はすべて樹冠内部に日陰をつくる枝を示しています。これを確実に切ることが美味しくて大きな果実を育てる第一歩となります。 土岐 照夫
事故もなく、無事に新宮市に着き、早速、熊野速玉神社へ行きました。 熊野速玉神社の参道は、なぎの並木道になっていました。さすが、なぎが神木になっているだけのことはあると思いました。 お目当てのなぎですが、御神門の前にある熊野神宝館の西側にありました。平重盛のお手植えだそうで、幹周りは6m、樹高は20mで樹齢は850~1000年と言われています。 幹の上の方は、東邦レオの中嶋樹木医が治療したと思われる、幹割れを防ぐバンドが巻いてありました。 この木は雄の木だそうで実は成りませんが、近くには雌の木がありました。しかしこの雌のなぎは踏圧のせいか、樹勢はあまり良くはありませんでした。 熊野速玉神社ではなぎの実で作った「なぎ人形」と「なぎの数珠」を販売しており、家内安全のお守りとして有名だそうです。 熊野速玉神社のなぎを見たあとは、奥の社殿に行きました。熊野速玉神社の社殿は、背景のクスなどの常緑樹に社殿の朱色が映え、とても荘厳な建物でした。うーん、これは御利益がありそう…………。 早速、お参りをして「今年こそは宝くじがあたりますように」とお祈りをして、大阪へと帰りました。 真田 俊秀
以前からブログで数回にわたってご紹介してきました、「木材腐朽菌モデル対策現地検討会」が開催されることが決定しました。 参加してみたいと思われる方は、以下のリンクから申込書をダウンロードして頂き、お申込みください。 河内長野市の総合公園内のシラカシの腐朽病害を診断 日 時 平成23年3月1日(火) 13:00~16:30 場 所 大阪府河内長野市 寺ヶ池公園 内 容 シラカシの診断と対策と、樹木による解説 (シラカシに加害する木材腐朽菌(コフキタケ)の腐朽状況、枯れ枝の除去、土壌改良の要領など) 主 催 (社)ゴルファ-の緑化促進協力会、共催 (財)日本緑化センター お申込み 平成23年2月25日(必着) ・スケジュール・申込書( PDF 588KB) 申込書( Word 3.8MB)