大阪府内で栽培されている果樹の種類をご存じですか?

一番面積の多いのがみかん、二番目がぶどう、三番目がくりです。それ以外にもいちじく、かき、もも、うめなどが栽培されています。ぶどうはハウス栽培も多く行われています。

さて、果樹の栽培管理で大事なものにせん定があります。露地で栽培される果樹は今がせん定の最盛期、せん定ですっきりさせて正月を迎えたいという農家もたくさんおられますよ。

「庭に植えられているうめ」のせん定と「果樹として栽培されているうめ」のせん定ではその方法がかなり違います。ここでは果樹としてのうめのせん定の手順を簡単にご紹介しましょう。図を参考にしてください。

 

うめ 剪定前

うめ 剪定前

 

うめ 剪定後

うめ 剪定後

 

(1)徒長枝を間引きます(元から切ります)

(2)主枝の配置を決め、主枝の先端を切り返します(先端から1/3付近の位置で切ります)。

(3)亜主枝の配置を決め、亜主枝の先端を切り返します。

(4)予備枝を設定します。

 斜めに発生した発育枝の先端を軽く切り返し、結果枝の予備枝とします。このような枝を亜主枝単位で数本残します。

(5)短果枝を整理します。

 上向き、下向きの短果枝を除去し、大きくなった短果枝を切り返します。

(6)結果枝を整理します。

 原則として結果枝は切り返しません。多すぎる場合は間引きます。前年に発生した長い結果枝が下垂している場合は、水平部分で切り返します。

 詳しい説明を一切省いていますので、わかりにくかったと思いますが、せん定前とせん定後の図とうめの樹を見比べながらじっくり考えてみてください。

 doki